【 旬伐り って? 】
旬伐り(しゅんぎり)とは 季節を選んで行う伐採方法のことです。
野菜に旬の収穫時期があるように、実は木にも伐採に適した時期、
伐り旬(きりしゅん) があります。
トマトの実がなるような「今が収穫期!」 という、見た目での明確さはありませんが、
いつ伐るかによって 色、艶、腐朽、カビ、害虫に対する抵抗力など、
多くの点で木の状態は異なってきます。
より状態の良い木を得ようとするなら、伐採時期はとても重要なのです。
では 木の伐採に適した時期、伐り旬は いったい いつなのでしょうか?
【 木の 伐り旬 はいつ ? 】
山の木は 春になると活動を開始します。
春から夏の暖かい時期に 木は地中の水分や養分を吸い上げ、
葉っぱに受ける太陽光、空気中の二酸化炭素などから炭水化物を
作り出し(=光合成)、新芽や枝葉を作ります。
成長活動の盛んな暖かい時期は、太陽光の量と共に木は多くの水を
吸い上げるのです。
この水は巨木であれば、チェーンソーで伐採するとき 木屑と一緒に
水が噴出してくるほどもあり、含水率が 100% から 200% を超える
ことも 珍しくはありません。
逆に、秋から冬に掛けての寒い時期は 成長速度は落ち、
地中から吸い上げる水の量は減ります。
(これは常緑樹の場合で、落葉樹は冬は落葉して 活動を休止します)
そのため、秋から冬にかけて伐採した木は 盛んに活動を行っている
夏に比べて材質が安定し、強度に富む上 害虫にかかる割合も低くなるのです。
こうした理由から 10月の下旬から1月までの間に伐採するのが
一番状態の良い材料を採ることができるといわれています。
→含水率って?
→新月伐採って?
