国産木材 新月伐採 天然乾燥:木造建築東風

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木には多くの水分が含まれています。 (→  含水率とは
水分が残ったままの木を使うと、 乾燥するにつれて木材繊維が収縮して変形が起き、
強度への影響、カビや腐食の原因へ繋がってしまいます。
これらを防ぐためには、木材を使用する前によく乾燥させておくことが大切なのです。

木材の乾燥方法は、大きく分けると人工乾燥天然乾燥の2通りがあります。
ここでは そんな2つの木材の乾燥方法について ご紹介します。



【 人工乾燥 って? 】

人工乾燥というのは乾燥炉の中に木材を搬入し、
重油を燃焼させて乾燥炉内を80℃~130℃の温度に保って2~3週間という
短期間で木材を乾燥させる方法のことをいいます。

人工乾燥は乾燥期間の短さから安定して流通させやすく、現在の木の乾燥の
主流となっています。
今日本で建てられている住宅のほとんどで使われているのは、
この人工乾燥による木材です。
人工乾燥に使われる機械には色々な種類がありますが、最も一般的なものでは
蒸気を通した管で室内を熱し、ファンで空気を攪拌(かくはん)する蒸気加熱式乾燥室が
あります。


  ①乾燥期間・場所 : 短期間で乾燥することが可能(乾燥に要する時間:1~3週間)
                ストックヤードなどで乾燥のために材木を寝かせておく必要がない
  ②乾燥に必要なエネルギー
              : 乾燥時に重油を燃焼させるため、一棟あたり平均で約800~1300ℓ
                くらいの重油を燃焼させる(CO2の増加)
  ③粘り強さ・曲げ強度
              : 乾燥工程で油分が流れ出るため、粘り強さ・曲げ強さが低下する。
  ④色・艶・香り    : 色は少し黒くなり、艶も少なくなる。
                木の香りが損なわれ、燻したような臭いがつく。
  ⑤割れ        : 表面割れは起こらないが内部割れが起こる。




【 天然乾燥 って? 】

天然乾燥 は 1年以上かけて ( 樹種によっては10年以上 ) ゆっくりゆっくり
木材を乾燥させる方法です。

製材を終えた木材を桟積みにして外部、 又は屋根の付いた風通しの良い
倉庫などに置き、自然な状態で乾燥させていきます。
長期の乾燥のための広いスペースが必要となりますが、
天然乾燥では重油などの化石燃料は必要ありません。


  ①乾燥期間・場所 : 乾燥に時間がかかる ( 乾燥に要する時間:1年以上 )
                その間木材を寝かせておく場所が必要になる。
  ②乾燥に必要なエネルギー
              : 乾燥時に化石エネルギー等を必要としないため
                環境に負荷を与えない。
  ③粘り強さ・曲げ強度
              : 乾燥工程で油分が流れ出ることが無いため粘り強さが
                損なわれない。
  ④色・艶・香り    : 木が本来持っている、美しい色・艶・香りが全く損なわれない。
  ⑤割れ        : 表面に割れが出る ( 実用的な強度としては問題ない )






このふたつの乾燥方法はどちらにもそれぞれのメリットがあり、
「こっちの方が優れている」
ということは、一概には言えません。

けれど東風では、できるだけ天然乾燥した木を使いたいと思っています。
それは、天然乾燥することで木が本来持っている美しさ、強さを
一番自然な形で引き出して上げることができるからです。

何十年、百何年生きてきて、伐った後も百年、二百年一緒に過ごす…
これからお世話になる木へ感謝し、その大切さを忘れずにいたいですね。

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